訪問入浴介護
①訪問入浴について
訪問入浴とは、看護職員と介護職員のスタッフで自宅に訪問し、専用の浴槽を使用し入浴のサポートをする介護サービスです。
訪問入浴サービスは、自力での入浴が困難であったり、ご家族のサポートだけでは入浴が難しいといった場合に入浴のお手伝いをさせて頂く介護サービスです。
自力でなんとか入浴できるけど転倒の危険性があったり、自宅の浴槽に入って入浴すると身体への負担が大きい・シャワー浴ではなく浴槽につかりたい・通所サービス等の入浴ではなく自宅で安全に入浴を行いたい等の理由でも利用することが出来ます。寝たきりの方でも、寝たままの状態でつかれる浴槽となっていますので入浴を行う事が出来ます。
訪問入浴は、自宅の中に簡易の浴槽を入れて、その中にお湯入れて入浴を行うようになります。訪問入浴の説明を行うと、「浴槽を中に入れたりして大事になりそう」「説明を聞いてもイメージがわかない」等と言われて、利用になかなか繋がらないケースもあります。
私の場合は、訪問入浴の動画を観て頂いたり、事業所の方と訪問し、ご利用者様・ご家族様に説明を行い利用するかの判断をして頂いたりしています。一度、利用して頂くと気に入られる方が多いのかなと感じています。
いろいろとご利用者様が快適に入浴できるように、ゆず風呂のような事をされたり・リラックスできる音楽を流したり工夫をされている事業所もたくさんあります。
家の中に浴槽を入れたりすると場所をとってしまうので、なかなかそのようなスペースがとれないと思うという意見を聞く事もありますが、1畳半程度のスペースがあれば大丈夫と言われています。利用できるか不安な場合には、直接事業所の方に場所を確認して頂いて、訪問入浴が行えるか聞いてみるのも一つかもしれません。
お湯につきましては、自宅から引っ張ってお湯を溜めますが、難しい場合は入浴車に水を引っ張って、入浴車の中に水を沸かす機能があるので、入浴車でお湯になったものを浴槽に入れる場合もあります。
排水については、何処に水を流すか等を訪問入浴のスタッフの方が自宅内をみて、ここから排水させて頂きいと説明をして下さると思います。
②訪問回数について
回数については特に制限はありませんが、要支援の方だと1回の単位数が高い為、要支援1が週1回程度、要支援2が週2回程度になると思います。
③料金について
【要支援の場合】
1回につき:856円(看護職員一人及び介護職員一人の料金)
※856円が基本的な料金となります。介護職員が2名であったり、部分浴や清拭(病気やケガ等で入浴が難し
い場合に、温かいタオル等で体を拭く事)になった際には、料金が少し安くなります。
【要介護の場合】
1回につき:1,266円(看護職員一人及び介護職員二人の料金)
※1,266円が基本的な料金となります。介護職員が3名であったり、部分浴や清拭になった際には、料金が
少し安くなります。
※負担割合証1~3割に応じて、2割の方は表示の料金の2倍・3割の方は表示の料金の3倍になります。
訪問入浴につきましては、訪問介護と違い要支援の方も利用した回数に応じての料金となります。
(料金は、令和6年4月からの料金となります)